「なんかムカついた」
「ちょっと嫌な気持ちになった」
「なんか悔しい」
…そう思った瞬間、
「いやいや、自分性格悪いな…」って
自分を責めてしまったこと、ありませんか?
でも、ほんの少しだけ、立ち止まってみてほしいんです。
その感情って、
“感じてしまった”だけのもの。
たとえば、通り雨みたいなものです。
雲の向こうから、突然ふってくるもの。
コントロールしようとしても、なかなか難しい。
アドラーは言っています。
“感情はあっていい。でも、それをどう使うかが大事。”
人は、感情を感じる生きものです。
どれだけ穏やかな人でも、
時にはイラっとしたり、誰かを羨んだり、悔しいと思ったりします。
それって、ごく自然なことなんですよね。
でも、その感情をどう行動に移すか。
そこが、私たちに託された“選択”の部分なんです。
感じることそのものをやめようとすると、
自分の感情を“心の奥に押し込めて”しまうことになります。
それって、
ずっと小さな声で泣いてる子を無視するみたいなもの。
まずは、自分の中にあるその声に、
「そうか、今ちょっと嫌だったんだね」って
やさしく声をかけてあげてください。
たとえ怒りや悲しみでも、
“持ってしまった自分”ごと受け入れてあげる。
人間、そんなもんです。
完璧じゃないし、まっすぐばかりじゃない。
だからこそ、
ゆるく、やさしく、自分と付き合っていけたらいいですね。
訪問看護ステーション アイビー燕
看護師 高田(管理者)
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