“今は、まだ慣らし運転でいい”

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連休が明けましたね。

楽しかったなぁという余韻と、

なんだかエンジンがかからないなぁという重たさ。

そんな空気を、いろんなところで感じています。

最近、利用者さんと話していると、

体育祭や運動会の話題が出るようになってきました。

それは楽しそうで、ちょっと懐かしくて、

でもどこか“疲れ”をまとっているような感じもあって。

たしかに、

春のスタートダッシュを終えたこのタイミングって、

ちょうど疲れが出てくる時期なんだと思います。

気温も、昨日までは寒かったのに

今日は急に暑かったり。

身体も心も、ついていかない日があって当然。

でも、私はこう思うんです。

今はまだ、慣らし運転でいい。

急にトップギアに入れようとしなくていい。

今の自分のエンジンの音を、

ちょっと聞いてあげながら走っていけばいい。

気候的にも、

この5月というのは、

日本の四季の中で動きやすい、貴重な季節です。

だけど、だからこそ焦ってしまう人もいる。

「今のうちに頑張らなきゃ」って。

でも、私はそれよりも、

“今のうちにゆっくり整えていく”ことのほうが

ずっと大事なんじゃないかと思うんです。

アドラーは、こんな言葉を残しています。

“人は変わることができる。
ただし、少しずつしか変われない。”

休み明けでだるさが残っているのも、

疲れて動けない日があるのも、

全部、自然なこと。

それを否定せずに受け入れて、

自分のペースでまた進んでいくこと。

それが、

いちばん自然な“切り替え方”なのかもしれません。

“まぁそんなもんか”と思いながら、

今日も、ゆっくりで大丈夫です。


訪問看護ステーション アイビー燕

看護師 高田(管理者)

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