なんとなく、”余裕”がなくなりやすい時期

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春って、見た目にはいろいろ動いている時期です。

桜が咲いて、
人の出入りも増えて、
新しい話も入りやすい。

出会いも別れもあって、季節としては前に進んでいる感じがします。

悪いことばかりではないし、むしろ動きがあるぶん、
春らしい明るさを感じることもあります。

でも、そのわりに、なんとなく余裕がなくなりやすい時期でもある気がします。



この時期のしんどさって、
いつも同じ形で出るわけではありません。

少し焦りやすくなる人もいれば、
不安が強くなる人もいる。

ちょっとイライラしやすくなる人もいれば、
逆に動けなくなる人もいる。

誰かに強く求めたくなる人もいれば、
自分を責めるほうに向かう人もいる。

どれか一つが正解みたいに出るわけではなくて、
その人なりの揺れ方で、少し表に出てくることがあります。


創造的に生きることと、ただ従属して生きることとの差は、健康な状態と不健康な状態との差である。
ーーードナルド・ウィニコット(意訳)

春のように、
環境も人の流れも少しずつ動いていく時期は、

無意識のうちに
”ちゃんとやらなきゃ”
”早く慣れなきゃ”
と、自分を決まりの中に押し込みやすいのかもしれません。

でも、人の揺れ方は、いつも同じではないし、
誰かと同じ形になるわけでもありません。

少し不安が強く出る時もあれば、言葉が強くなる時もあるし、
立ち止まりたくなる時もあれば、誰かに何かしてほしくなる時もある。

そういう揺れ方まで含めて、その時のその人らしさなのかもしれません。

だから、きれいに整っていない反応を、
すぐに”善悪”や”優劣”で切りすぎなくてもいいのだと思います。



こういう時期は、いつも通りにきちんとやろうとするほど、
少し苦しくなることもあります。

だからこそ、”こうしなきゃ”を少しゆるめたり、
”強制的にゆるめられる場所”に行ったりできると、
少し楽になることもあるのかもしれません。

自宅にいると、どうしてもあれこれ考えてしまうなら、
喫茶店にコーヒーを飲みに行ってみる。

人前に出ると”ちゃんとしなきゃ”が強くなるなら、
一人になる時間を少し増やしてみる。
いつもより少し長めにお風呂に浸かってみる。

そんなふうに、いつもの決まりを少しだけゆるめるだけでも、
違うことはあるのだと思います。

春は明るく見えるぶん、
こういう揺れやすさは少し見えにくいのかもしれません。

でも、見えにくいだけで、ちゃんと揺れていることはある。

なんとなく余裕がない。
少し刺さりやすい。
少し焦りやすい。

そんな時があっても、全部を深刻に切り分けすぎなくていいのかもしれません。
この時期って、案外そういうものなのかもしれませんね。


訪問看護ステーションアイビー燕 管理者 高田

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