最近、ちょっと体が重たいな。
朝起きるのがつらいな。
なんとなく、やる気が出ないな──
そう感じてしまうこと、ありませんか?
でもそれ、あなたが怠けてるからじゃないかもしれません。
気温が下がると、動物はエネルギーを温存するモードに入ります。
そして人間も、れっきとした動物なんですよね。
ホルモンや体調の波が周期的にあることで、
動物は何らかの“波”が発生するのです。
しかし、私たち人間は、社会の中で”ずっと同じように動けること”が当たり前のように感じがちです。
だけど本当は──
- 朝に強い人
- 夜になると元気が出る人
- 寒くなると動きづらくなる人
- 新学期に心がザワザワする人
そのどれもが、”生き物らしいリズム”なのかもしれません。
「自然に反した生き方は、いつか心にもからだにも歪みを残す」
― フランシス・ベーコン(哲学者)
熊は冬眠します。鳥は渡ります。木々は葉を落とし、じっと春を待ちます。
人間だけが、「いつも通り」を求め続けてしまう。
でも本当は、冬になったらゆっくりになるのが自然なのかもしれません。
だからもし、いつもより動けない日があっても、
”冬眠せずに過ごせてるだけでも、すごいこと”なんです。
動けない日。ぼーっとする日。
なんだか何もしたくない日。
それも全部、ちゃんと生きてる証拠。
生き物として、自然にリズムを持っているというだけのこと。
だから今日も、そんな自分に
こう言ってあげてください。
”まぁそんなもんか”って。
訪問看護ステーション アイビー燕 管理者 高田
※フランシス・ベーコン:イギリスの哲学者・政治家。
”知は力なり”という言葉でも知られる人物です。
自然と人間の関係を重んじた思想家で、
現代の科学的思考の土台をつくった人のひとりといわれています。
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