まっすぐ歩かなくても、ちゃんと前に進んでいる

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まっすぐ進むことが正しい、
止まらないことが偉い、
迷わないことが強さ。

そんな空気の中で生きていると、
ふと立ち止まっただけで
“自分、何か間違ってるのかな”
と思ってしまうことがあります。

でも実際は、
まっすぐ歩いているつもりでも、
気づかないうちに息が浅くなっていたり、
足元ばかり見て、景色が見えなくなっていたりする。

たぶんそれは、
弱くなったわけじゃなくて、
“歩き続けてきた証拠”なんだと思います。


人生って、
一本道をまっすぐ歩き続けるようなものだと
思われがちです。

でも実際は、
まっすぐ進めば進むほど
急な坂に出くわしたり、
想像以上に体力を使う場面が出てきたりします。

そんなとき、
“脇道に逸れる”という選択肢が
あってもいいはずなんですよね。

・少し休める場所
・甘いものを食べられる場所
・何も考えずにぼーっとできる場所

それは逃げじゃなくて、
長く歩くための工夫です。

むしろ、
寄り道が一切ない道のほうが、
人は途中で動けなくなってしまう。


精神科医の ヴィクトール・フランクル は、
こんな趣旨のことを語っています。

人は「状況」によって壊れるのではなく、
その状況をどう意味づけるかによって耐えられなくなる。

ここで大事なのは、
”逃げたかどうか”じゃなくて、
”どう位置づけたかどうか”なんだと思います。

寄り道した事を
”自分はダメだから”と意味づければ、
罪悪感になります。

でも
”ここで整えたほうが、より長く歩ける”
そう意味づけられた寄り道は、
“戦略”になります。

逃げ道があるから、
人は戻ってこれる。

逃げ道がないほうが、
よっぽど人を壊します。


まっすぐ歩かなくても、
ちゃんと前に進んでいることはあります。

遠回りしても、
休んでも、
寄り道しても。

むしろ、
そういう時間があるからこそ、
また歩こうと思える。

人生は短距離走じゃなくて、
たぶん長い散歩みたいなものなんでしょうね。

途中で景色を見たり、
甘いものを食べたり、
座って休んだりしながら。

全部を最短距離で進まなくてもいい。
ちゃんと進んでいるなら、それでいい。

――まぁ、そんなもんか。


訪問看護ステーション アイビー燕
管理者 高田

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