なんだか埋めたくなる季節がある

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3月の終わりって、なんだか心がざわざわしやすいですね。

まだ何かが起きたわけじゃないのに、
「このままで大丈夫かな」
「次、ちゃんとやれるかな」
そんな気持ちが、そわそわ、うろうろすることがあります。

気づかないうちに、心だけが少し先に疲れている。
そんな時期なのかもしれません。



そういうざわざわが続くと、距離が少しずれやすくなることがあります。

誰かに、いつもよりぎゅっと近づきたくなる。
「わかってほしい」が大きくなる。
何度も連絡したくなる。
ひとりでいるのが、なんだか苦しくなる。

その反対に、急に全部どうでもよくなることもあります。
彼氏と別れたくなったり。
友達を切りたくなったり。
職場を辞めたくなったり。
もういいや、と投げたくなったり。

買い物が増える。
甘いものが増える。
お酒が増える。
言わなくていいことまで、つい言ってしまう。

人との距離。
物との距離。
お金との距離。
行動との距離。
そういうものが、少しずつずれやすい時期でもあるのだと思います。

不安は気持ちの中だけにとどまらず、暮らし方や人とのあいだにも表れてくる。

ーーーー精神科医 中井 久夫 氏

ただ心がざわざわする、というだけじゃなくて、
いつもの距離の取り方まで少し変わってしまうことがある。

そう考えると、この時期の「近づきすぎ」も「切りたくなる気持ち」も、ただ気分屋だから、性格が悪いから、という話だけではないのかもしれません。

しんどさが、距離のずれとして出てくる。
そんなことも、きっとあるのでしょう。



だから3月の終わりは、少しぐらぐらする日があっても、そんなにおかしくないのだと思います。

ざわざわして、そわそわして、急に近づきたくなったり、急に全部を切りたくなったりする。
春の手前には、そういう揺れ方もあるのでしょう。

そういう時期だからこそ、距離感とか、自分の中の線引きみたいなものが、ほんとは大事になるのかもしれません。

きれいに整っていなくてもいい。
ただ、ずれやすい時期があることを、少しだけ知っておけたらいいのだと思います。

ーーまぁ、そんなもんか。


訪問看護ステーション アイビー燕 管理者 高田

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