“逃げ道”があると、少し楽になる

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6月は、天気も気持ちも動きやすい時期だったりします。

雨が続いたり、
急に晴れたりする。

体も気持ちも、
それに合わせるように揺れやすい。

考えごとが増える。
注意が散りやすくなる。
イライラが残る。
急に何かをしたくなる。

楽しくなりすぎて、
動きすぎることもある。


不快な気持ちがある時、
人は気持ちいいことで上書きしようとすることがある。

買い物。
食事。
人と会うこと。
楽しい予定。
新しいことを始めること。

それ自体は悪くない。

ただ、不快感そのものが残っていると、
気持ちいいことを足しても、
どこか落ち着かないことがある。

不快感をゼロにするのは難しい。

大事なのは、全部なくすことではなく、
自分が抱えられる範囲に戻すこと。


「一人でいられる力は、誰かがそばにいる中で、一人でいられた経験から育つ」
ーーーD.W.ウィニコット(意訳)

一人で書く。
一人で深呼吸する。
冷たい水に触れる。
少し場所を変える。
誰にも見せないノートに出す。

それは、誰にも頼らないという話ではない。
気持ちを全部その場で抱え込まないための、小さな余白を持つこと。

特に、書くことは一人でできる “逃げ道” として扱う。

きれいな言葉でなくてもいい。
前向きな言葉でなくてもいい。


“逃げ道” は、一つだけでなくていい。

書く場所がある。
話せる人がいる。
一人になれる時間がある。
深呼吸できる場所がある。
冷たい水に触れられる。
少し歩ける。
少し休める。

いろいろなところに、
少しずつ逃がせる道があると、
気持ちを全部その場で抱え込まなくて済む。

起きたことは、
受け止めなければいけない場合もある。

でも、その出来事に乗ってくるストレスや感情まで、
全部一人で受け止め切らなくてもいい。

抱え切れなくなる前に、少し逃がす。

“逃げ道” があると、
生活は少し楽になることがある。

まあ、そんなもんか。


訪問看護ステーション アイビー燕 髙田

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