“出てきた気持ち”を、否定しなくてもいい

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6月は、気持ちが揺れやすい時期なのかもしれません。

雨の日が続くこともあれば、
急に晴れる日もある。

体が重く感じる日もあれば、
ふっと動けるように感じる日もある。

その中で、
不安になったり、
イライラしたり、
悲しくなったりすることがあります。

反対に、
少し嬉しくなったり、
何かを変えたくなったり、
急に動きたくなったりすることもあります。

嫌な気持ちもあれば、
良い気持ちもある。

いろいろな “出てきた気持ち” が、
自分の中に出てくる時期があるのだと思います。


嫌な気持ちが出てくると、
人はそれを早く消したくなります。

不安をなくしたい。
イライラしない自分でいたい。
悲しくならないようにしたい。

そう思うこと自体は、
とても自然なことです。

ただ、“出てきた気持ち” をすぐに否定しようとすると、
少し苦しくなることがあります。

「こんなふうに思う自分はだめだ・・・」
「また不安になってしまった・・・」
「こんなことでイライラするなんて・・・」

感情を否定しているつもりが、
自分の受け止め方や反応そのものを
否定してしまうことが
あるのかもしれません。


「自分をありのままに受け入れた時、人は変わり始める」
ーーーカール・ロジャーズ(意訳)

自己肯定感という言葉を聞くことがあります。

でも、
それは無理に自分を好きになること
だけではないのだと思います。

まず、
自分の中に “出てきた気持ち” を、
なかったことにしない。

不安が出た。
イライラした。
悲しくなった。
嬉しくなった。
動きたくなった。

「ああ、今こういう気持ちが出ているんだな・・・」

そのくらいのところから
始まるものもあるのかもしれません。

もちろん、
感情を認めることと、
その感情のまま全部動くことは違います。

まず見てあげて、
そこから少し扱い方を考える。

その一拍が、案外大事なのだと思います。


“出てきた気持ち” は、
すぐに消さなくてもいいのかもしれません。

良い気持ちも、
嫌な気持ちも、
自分の中に起きた反応です。

その気持ちが出たこと自体を、
否定しなくてもいい。

ただ、
強い感情にそのまま持っていかれそうな時は、
一拍置いてみる。

「ああ、今、不安なんだな・・・」
「ああ、今、イライラしているんだな・・・」
「ああ、今、嬉しくて動きたくなっているんだな・・・」

そんなふうに少しだけ見られると、
感情に飲まれすぎずに済むことがあります。

まずは、“出てきた気持ち” を否定しない。

そのくらいからでもいいのかもしれません。

まあ、そんなもんか。


訪問看護ステーション アイビー燕 髙田

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