夏休みに入り、いつもの生活が少し変わる時期になりました。
朝から家の中に人がいたり、昼食を用意する回数が増えたり、
出かける予定を家族で相談したり。
もう少しすると、お盆の帰省や人と会う予定も増えていきます。
楽しみにしていたはずなのに、家に帰ると少し疲れている。
楽しく過ごしたはずなのに、次の日は静かに過ごしたくなる。
そんなこともあるように思います。
嫌なことがあったわけではないのに疲れていると、
「本当は楽しくなかったのかな・・・」
と考えてしまうことがあります。
けれど、生活の流れが変わると、
それに合わせて自分の動き方も少しずつ変わります。
起きる時間が変わる。
食事の時間が変わる。
一緒に過ごす人や、一人でいられる時間が変わる。
一つひとつは小さなことでも、
いつもと違う生活に合わせるためには、少し力を使います。
だからこそ、楽しい時間のあとに疲れが残ることもあるのかもしれません。
「人は、環境の変化とともに、さまざまな感情を抱くものです。」
ーーー森田正馬氏(意訳)
私たちは、一つの出来事に一つの感情だけを持つわけではありません。
会えて嬉しい。
一緒に過ごせて楽しい。
それでも、帰ったあとは一人になりたい。
「楽しかった」と「疲れた」は、
どちらか一つではなく、
同時にあってもいいのだと思います。
外側の“変化”に合わせながら、
自分の中でもいろいろなものを動かしている。
その分だけ、少し疲れることもあります。
出かけた次の日は、少し予定を減らしてみる。
人と過ごしたあとは、一人になれる時間をつくってみる。
いつもの生活に戻ってほっとした自分を、
悪く考えないようにしてみる。
その方法は、人それぞれです。
大切なのは、疲れたことを「楽しくなかった証拠」に
しないことなのかもしれません。
楽しかった。
でも、少し疲れた。
“変化”の中を過ごしていたのなら
・・・まあ、そんなもんか。
訪問看護ステーション アイビー燕 管理者 高田
森田正馬氏とは・・・
日本の精神科医で、森田療法を創始した人物です。
不安や感情を無理になくそうとせず、そのまま受け止めながら生活していく考え方を大切にしました。




コメント