
この時期は、疲れやすい時期なのかもしれません。
雨が続いたと思ったら、急に晴れる。
気温や湿度や気圧も変わる。
体も気持ちも、思っている以上に影響を受けることがあります。
それでも、毎日の生活は続いていきます。
仕事、学校、家のこと、人との関係。
その中で、”ちゃんとしなきゃ”と思いながら、なんとか合わせていることもあると思います。
だから、疲れているからといって、何もしていなかったわけではないのだと思います。
むしろ、いろいろなことに合わせようとしてきたからこそ、疲れているのかもしれません。

もっと頑張らなきゃ。
迷惑をかけちゃいけない。
期待に応えなきゃ。
自分で何とかしなきゃ。
休んでいる場合じゃない。
疲れている時ほど、人は”ちゃんとしなきゃ”と思いやすいことがあります。
責任感や、優しさや、自分なりに頑張ってきた過去があるからこそ、様々な気持ちが出てくることもあります。
ただ、“ちゃんとしなきゃ”が増えすぎると、本当に必要なことと、自分が背負いすぎていることが混ざってしまうことがあります。
その結果、疲れているのに、さらに疲れるやり方を続けてしまうこともあります。

「気分を無理になくそうとするのではなく、今必要なことに目を向ける」
ーーー森田正馬氏(意訳)
疲れている。
不安がある。
焦りがある。
申し訳ないと思う。
そういう気持ちは、無理になくさなくてもいいのだと思います。
ただ、その気持ちに全部従ってしまうと、さらに疲れることがあります。
だから、少し“分けてみる”。
今ほんとうに必要なこと。
今でなくてもいいこと。
自分だけで背負わなくてもいいこと。
自分ではどうにもならないこと。
やり方を変えた方がよさそうなこと。
そうやって見ていくと、もっと”ちゃんとする”ではなく、
少し”分けてみる”という道が見えてくることがあります。

疲れている時に必要なのは、いつも”ちゃんとしなきゃ”と考えるだけとは限らないのだと思います。
頑張ってきたことは、頑張ってきたままでいい。
つらさも、焦りも、申し訳なさも、なかったことにしなくていい。
そのうえで、少し“分けてみる”。
気持ちとしては、迷惑をかけちゃいけないと思う。
ーーーでも、自分だけで全部背負う必要があるのか。
気持ちとしては、もっと頑張らなきゃと思う。
ーーーでも、やり方を変えた方が楽になることはないか。
気持ちとしては、ちゃんとしなきゃと思う。
ーーーでも、今ほんとうに必要なことは何か。
感情は感情として、少し逃がしていく。
事実として変えられるところは、少し変えてみる。
そうすると、疲れそのものは全部なくならなくても、疲れの理由が一つ減ることがあるかもしれません。
“ちゃんとしなきゃ”を、少し“分けてみる”。
それだけで、次のやり方が少し見えやすくなることがあります。
まあ、そんなもんか。
訪問看護ステーション アイビー燕 高田
※森田正馬氏とは・・・
森田療法という精神療法を提唱された方です。
不安や緊張、気分の揺れを無理になくそうとするのではなく、
「あるがまま」に受け止めながら、今できる行動や生活に目を向けていく考え方があります。
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